Олена Подлужная Уутай 「СКАЧКИ」

2017.04.24

Олена Подлужная Уутай(アリェーナ・パドルジナヤ・ウウタイ)の「СКАЧКИ(スカーチキ:駆け足)」です。



映像はダメダメですが、サウンドは素晴らしいです。パドルジナヤさんはヤクーツク出身の口琴プレイヤー/シンガー/コンポーザーです。口琴はロシア語だと「варган(ヴァルガン)」、ヤクート語だと「хомус(ホムス)」といいますが、本場の方はすさまじいですねえ。私の中では口琴というとサインホさんあたりのイメージだったんですが、いやあ、参りました(笑)。これ、途中で入る馬のいななきとかオーバー・ダブしてるようにしか聞こえませんが、実際には口琴を演奏しながら発声しているという恐ろしさ。さらにはホーミーと重ねてくるあたり、まさに超絶技巧です。

で、パドルジナヤさん、なぜかイタリアの「イタリアズ・ガット・タレント」に出場されてます。その時の映像も。



なぜかお名前が「Olga(オリガ)」になってます(笑)。口琴は演奏中の姿がなかなかかっこ良くならないんですが、このパフォーマンスだといい感じですね。
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Николай Басков 「Памяти Карузо」

2017.04.21

個人的には苦手なんですが、検索された方がいらっしゃったので取り上げさせていただきます(笑)。

Николай Басков(ニカラーイ・バースカフ)の「Памяти Карузо(パミャーチ・カルーゾ:カルーゾの思い出)」です。



元ボリショイ劇場のテノール歌手、バースカフさんです。2000年にこの「パミャーチ・カルーゾ」のヒットによってボリショイ劇場を退団しショウビズ界へと鞍替えされた方です。曲自体はイタリアのLucio Dalla(ルチオ・ダッラ)さんの「Caruso(カルーソ)」のカバーですね。お聴きのように歌唱力は抜群で、若い頃には国際コンクールで2位になるなど将来を嘱望された方だったんですが、エンターテイナーの道を選ばれたようです。角度によってはハンサムに見える風貌と圧倒的な歌唱力を持っていますが、本人はベタベタなお笑いがお好きなようで、まあ何と申しましょうか……。困ったもんです(笑)。

曲の方もベタベタなロシア歌謡が多くて取り上げづらいんですが、とりあえずヒットした曲を。2014年のНатали(ナタリー)さんとのデュエット・ナンバー「Николай(ニカライ)」です。



ビデオで色々とやり過ぎて曲が死んでますが、このあたりがバースカフさんっぽいです(笑)。

バースカフさんはこれまでに10枚のアルバムをリリースされています。最新作は昨年発売された『Игра(イグラー:ゲーム)』ですね。とりあえず現在のロシアのショウビズ界の主役の一人と言っていい存在です。

ちなみにお名前ですが、おそらく普通にカタカナで表記すると「ニコライ・バスコフ」になるんでしょうけど、ロシア語の発音だと「ニカラーイ・バースカフ」に近い感じになるのでここではそう表記させていただいてます。ただ、姓の方は本来は「バスコーフ」と発音するそうですが芸名として「バースカフ」と名乗っているようです。このあたりはアクセントの有る無しで発音が変わってしまうロシア語の難しいところです。

ДахаБраха 「Yanky」

2017.04.18

ДахаБраха(ダハブラハ)の「ヤンキー」です。



日本語Wikipediaのページでは「ダッカブラッカ」表記になっていますが、キリル文字からだと読みは「ダハブラハ」ですね。ただアルファベット表記だと「DakhaBrakha」で、イギリスの方は「ダッカブラッカ」と発音されてます。

この「ヤンキー」は2016年のグラストンベリーのフェスに出演した時のものです。なんか出だしがフィンランドのチェロ・メタル・バンドのApocalyptica(アポカリプティカ)っぽいですね。

ダハブラハはこれまでに5枚のアルバムをリリースされていますが、この作品はアルバム未収録です。彼らの作品の面白いところは、スラヴ民謡をベースにしているのに、使用している楽器にスラヴ系のものがほとんどないあたりでしょうか。このあたりの発想が面白いです。

Kitty in a Casket 「Kreepsville 666」

2017.04.15

キティ・イン・ア・カスケットの「クリープスヴィル666」です。



キティ・イン・ア・カスケットは2009年デビューのオーストリアのサイコビリー・バンドです。80年代のキャンディ・ポップでよく耳にしたメロをロカビリー風のサウンドに乗せただけでもけっこう面白いのに、可愛い声のヴォーカルが「ゾンビ」ネタの歌詞を歌うあたりがたまりません。動画の適当さもまた最高です(笑)。

キティ・イン・ア・カスケットはこれでに5枚のアルバムをリリースされています。この「クリープスヴィル666」は2013年の『Bittersweet(ビタースウィート)』に収録されています。

もう1曲。ヴォーカルのキティ・カスケットさんがゲストで参加したLolita KompleX(ロリータ・コンプレックス)の「All The Things She Said(オール・ザ・シングズ・シー・セッド)」もどうぞ。



この曲、パンク系の方のカヴァーが多いですよね。オリジナルのサウンドはテクノ系でしたが、動かないワビのメロとシャウトするサビはパンクのお手本みたいな曲です。ただパンク・ミュージックの場合と違ってこの曲は……、とか書き出すと長くなるので割愛です(笑)。

5'NIZZA 「Самолёт」

2017.04.12

5'NIZZA(ピャートニッツァ)の「Самолёт(サマリョート:飛行機)」です。



なかなか凝ったミュージック・クリップで、けっこう好きです。

ピャートニッツァは2000年デビューのウクライナのデュオです。アコースティックなレゲエをベースにしたサウンドでデビュー直後から人気になりましたが、2007年に一度解散して2015年に再結成という流れをたどって現在に至ってます。ちなみにお隣のロシアには、彼らのフォロワーといった感じの「Пицца(ピッツァ:ピザ)」というまぎらわしい名前の人気バンドがあったりします。「ピャートニッツァ」の意味は「金曜日」ですが、文字通りだと「五番目の日」という感じです。ロシア語/ウクライナ語の曜日の名称はこんな感じで、情緒も何もないのが特徴でしょうか。ま、その分覚えやすいってのはあるんですが……。

この「サマリョート」は今年(2017年)リリースされた彼らの3枚目のアルバム『КУ(クー)』からの曲です。ピャートニッツァはアルバム枚数こそ少ないものの、ロシア及び旧ソ連圏ではけっこうメジャーな方々なのでもう1曲。

「Гимм СССР(ギーム・エセセセル:ソ連国歌)」もどうぞ。



ネタとしてはSerge Gainsbourg(セルジュ・ゲンズブール)さんの「Aux Armes Et Caetera(オ・ザルム・エ・セトラ)」というフランス国歌「La Marseillaise(ラ・マルセイエーズ)」をレゲエ風にした先行例があります。ゲンズブールさんの場合、フランスの右翼の方々の怒りを買ってしまい、コンサート会場に右翼が押し寄せてゲンズブールさんがめちゃくちゃビビったというエピソードが残ってたりします。まあ、ピャートニッツァの方々に関してはソ連崩壊後のことなのでどうだったかは定かではありません(笑)。