Согдиана 「Неделимы」

2017.07.27

Согдиана(サグディアーナ)の「Неделимы(ニディリームィ:割り切れない)」です。



ちゃんとした動画が来るまで待とうかとも思ったんですが、久々というのもあって待ちきれませんでした(笑)。

サウンドがけっこう凝ってますが、するっと聴けてしまうあたりがすごいです。通奏低音風のベースラインに男声コーラスのミックスがどことなくグレゴリアンっぽいですが、中東風のサウンドを取り入れることで無国籍っぽい雰囲気も出ていていいですねえ。もちろんサグディアーナさんのヴォーカルも素晴らしいです。全体的に抑えた感じに聴こえますが、歌い出しから曲終わりまでを計算して徐々にテンションを上げていく歌い方はさすがです。
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De Press 「Bo Jo Cie Kochom」

2017.07.24

デ・プレスの「ボ・ヨ・チェ・コホン(だって愛してるから)」です。



デ・プレスは1981年にノルウェイでデビューしたポーランドのバンドです。この「ボ・ヨ・チェ・コホン」はよくあるスカ・パンク系の曲ですが、これがなんと81年の作品です。たしかスカ・パンクって90年代に入ってからメジャーになった記憶があるので、81年にこんなサウンドをやっていたというのが驚きですね。このデ・プレスは、パンク/ロカビリーからニューウェイヴの流れを汲むバンドなので半分偶然だとは思うんですが、それにしても時代を先取りしすぎです。

もう1曲「Kalhoz(カルホーズ:集団農場)」も



いやあ、めっちゃシニカルです(笑)。「俺たちは集団農場で働いている」という繰り返しの歌詞ですが、こういうサウンドに乗せることでいろんな意味を含ませているあたりは、まさにパンクですねえ。

デ・プレスはこれまでに18枚のアルバムをリリースしています。今回取り上げた「ボ・ヨ・チェ・コホン」と「カルホーズ」はデビュー・アルバムの『Block To Block(ブロック・トゥ・ブロック)』に収録されています。

Моя Мишель 「Харуки」

2017.07.21

Моя Мишель(マヤ・ミシェーリ:私のミシェル)の「Харуки(ハルキ)」です。



日本ロケですが、なかなかヒネた場所を選んでますね。最初に歩いているのは、東京駅八重洲口側の外堀通りです。夜景の方は新宿ですが、歌舞伎町ではなくあえて靖国通り沿い。止まって歌っているシーンでは右奥に見えるのが西武新宿駅ですね。いやあ、何でこんな場所を選んだのやら。かなり謎です(笑)。

曲のタイトルは「村上春樹」からです。歌詞の方も春樹節っぽい表現が出てきてなかなか面白いです。スパゲッティこそ出てきませんが、氷の数を数えてるあたりはかなりの春樹ファンっぽいです。

Күннэй 「Чээкэ」

2017.07.17

Күннэй(キューネイ)の「Чээкэ(チェケ)」です。



キューネイさんはロシアのサハ共和国を中心に活動されているシンガー/ソングライターです。サハ共和国はヤクーツクがある寒い地域ですね。情報のほとんどがサハ語によるものなので詳細は不明ですが、どうやら2008年頃から活動されている方っぽいです。

いやあ、色々と面白いですね。何と言いましょうか、サハ共和国でこのサウンドというあたりのミスマッチを最初から狙っていて、それが見事にハマっている感じが素晴らしいです。映像の方もサウンドに合わせようとしているんでしょうが、サハ共和国(おそらくヤクーツク近郊)でのロケーションの精一杯感が画面からでてきているのがまたいいですねえ。曲のタイトルはおそらく「Check it」をサハ語風に表記したものだと思われます。

もう1曲「Ыл туойуох сэгэриэм(ウィル・トゥオイユ・セゲリェム:一緒に歌いましょう)」も。



サウンドはけっこう攻撃的なんですが、キューネイさんの歌い方とミュージック・クリップの映像がそこはかとないユーモラスな感じをかもし出していていいですねえ。いやあ、芸幅の広い方です。

OT VINTA! 「Накурила Баба Журавля」

2017.07.14

ウクライナの謎バンドいきましょう。

オト・ヴィンタの「Накурила Баба Журавля(ナクリラ・ババ・ジュラヴリャ:意訳、女性は鶴でいい気持ち)」です。



こういうアイディア一発系のミュージック・クリップっていいですねえ。

オト・ヴィンタは1993年に児童劇団付きのバンドとして活動を開始したそうです。1996年からパンドとして独自の活動を始め、2003年にデビュー・アルバム『Дриґтиндимба(ドゥリグティンディンバ)』をリリース。これまでに6枚のアルバムをリリースしています。

元々はロカビリーをベースにしていたんですが、そこにウクライナの民謡や童謡をモチーフとして加えていったことで、なんとも不思議なサウンドになっています。ちなみに歌詞の方もナンセンス一歩手前とでも言うんでしょうか、なかなか説明が難しい曲が多かったりします。この「ナクリラ・ババ・ジュラブリャ」だと、女性が大麻の種をまいて、そこに鶴が来るようになって、鶴を捕まえたら居着いてしまって、女性は大麻のかわりに鶴を吸っている、というあたりが歌詞の直訳です。このバンドのヴォーカリストの名前がЖуравель(ジュラーヴェリ)さんで、日本語だと「鶴」というあたりがネタなんですが……。私はお子様なので、よく分かりません(笑)。

もう1曲「МИ КОЛО!(ムイ・コロ:意訳、俺たちグルグル)」も。



フランスだと「サン・ニコラの日」にあたる「День святого Миколая(デン・スヴャトヴォ・ミコラヤ:聖ミコライの日)」のお祭りに向けてリリースされた曲ですが、ダジャレ一発でこういう曲を作るセンスはけっこう好きです(笑)。