Чичерина 「Ту–лу–ла」

2016.12.05

Чичерина(チチェーリナ)の「Ту–лу–ла(トゥ・ル・ラ)」です。



チチェーリナは2000年にこの「トゥ・ル・ラ」でデビューした、ヴォーカルのЮлия Чичерина(ユリヤ・チチェーリナ)を中心としたバンドです。出身がエカテリンブルクなので「ウラルロック」の一派扱いされたりもしていますが、サウンド的にはポスト・ソヴィエト・ロックの「Звери(ズヴェーリ:野獣)」などと同系統のパンク系のサウンドが特徴ですね。これまでに6枚のアルバムをリリースしていて、ロシアではそろそろヴェテランの域に入ろうかというポジションです。

個人的にはこの「トゥ・ル・ラ」は映像がけっこう好きだったりします。特に序盤の車が突っ込んできて鞄が落ちるあたりのスピード感が素晴らしいです(笑)。

もう一曲「Жара(ジャラ:暑気)」も。



この「ジャラ」も「トゥ・ル・ラ」と同時期のヤツですが、たしかこの時期のロシアのミュージック・クリップは爆発ものが流行ってた気がします。その中でも、この「ジャラ」の爆発はインパクトがあって好きですねえ。
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Би–2 и Чичерина 「Мой Рок–Н–Ролл」

2016.12.02

ついでなんでロシアン・ロックを続けていきましょう。

Би–2 и Чичерина(ビー・ドヴァ・イ・チチェーリナ)の「Мой Рок–Н–Ролл(モイ・ロックンロール:俺のロックンロール)」です。



作品としては少々古い2001年の曲ですが、この作品でБи–2の人気が不動のものになったと言えるんじゃないでしょうか。(今回のお題は「Би–2」なので「チチェーリナ」さんは次回にでも……)

Би–2は1998年にデビュー。2000年発表の「Серебро(シリブロ:銀)」のヒットとともに、ロシアで大ヒットした映画『Брат–2(ブラット2:兄弟2)』(注:映画会社が全編YouTubeにupしているヤツへのリンクです)で大々的にフィーチャーされた事で人気になったバンドです。ヒット曲と言えるほどの曲は、ほぼこの時期の作品に集中していますが、根強いファンに支えられてこれまでに9枚のアルバムをリリースしています。あと、ロシアの映画で彼らの作品が使われる事が多く、2013年の映画『Метро(メトロ:地下鉄)』で使用された「Молитва(マリートヴァ:祈祷)」という曲はけっこう耳にしました。

まあ古いヤツばかりなのも何なので最近の曲も紹介しておきましょう。2016年の「Компромисс(カンプラミス:妥協)」をどうぞ。



サウンドなんかはいちおうロックっぽくなってはいますが、メロや歌詞なんかはそんなにヴァリエーションがあるワケではないのがこのバンドの魅力であり弱点でもあるような気がします。ただしYouTubeなんかで見ることができる動画じゃこんな感じだったりしますが、アルバムになるとかなり攻めているヤツもあったりします。個人的には2006年の『Moloko(モロコ)』が強力におすすめです。

Сурганова и Оркестр 「Мураками」

2016.11.29

Сурганова и Оркестр(スルガナヴァ・イ・アルケストル:スルガノヴァ&オーケストラ)の「Мураками(ムラカミ:村上)」です。



元Ночные Снайперы(ナチヌィ・スナイペルィ:夜の狙撃者たち)のメイン・ヴォーカリスト、Светлана Сурганова(スヴェトラーナ・スルガノヴァ)さんが2003年に結成したのがこのバンド。ロシアのロック界を代表する存在でもありますが、まあ何と言いましょうか……。とりあえず、ロシアン・ポップスの基礎知識という事で(笑)。

ロシアでいわゆる「ロック」と呼ばれるジャンルは、乱暴に言えば日本の「フォーク」みたいなもんです。アメリカやイギリスの「ロック」をイメージしていると肩すかしをくらいます。私もくらってます(笑)。ちなみに何度か取り上げているЛенинград(レニングラード)もロシアではロック扱いされてますね。メイン・ストリームとしてはКино(キノー:映画)だったりАквариум(アクヴァリウム:アクアリウム)といったあたりのグループになるんでしょうが、このへんのサウンドはまんま日本の「フォーク」っぽい気がします。

で、この「ムラカミ」という曲は、2003年のデビュー・アルバム『Неужели не я(ニウジェーリ・ニ・ヤー:まさか私じゃないなんて)』に収録のナンバー。「Больно(ボーリナ:痛い)」という曲とともにヒットしたそうです。このミュージック・クリップはどうやらファン・メイドでオフィシャルじゃないっぽいですが、「ムラカミ」の元ネタが分かりやすいので(笑)。

Natalia Szroeder 「Powietrze」

2016.11.26

ナタリア・シュレーダーの「ポヴィエトシェ(空気)」です。



ナタリアさんは2013年にラッパーのLiber(リーベル)さんにフィーチャーされた「Wszystkiego na raz(フシュストキゴ・ナ・ラス:全ては一度に)」という曲で人気になったポーランドのシンガーです。

ポーランドのポップスというのはなかなか面白いです。サウンドからはポーランドっぽい雰囲気というのはほとんど感じられません(この「ポヴィエトシェ」などはハンガリーや旧ユーゴ圏のポップスっぽい雰囲気ですね)が、歌の節回しに独特の「ポーランド風こぶし」というべきものがあって、独特の味わいがあります。この「ポーランド風こぶし」はポップスだけでなく、ロックやメタル、フォークでも聴くことができるあたり、何か私の知らない「お約束」があるような気もしてます(笑)。

この「ポヴィエトシェ」という曲は2016年10月にリリースされたナタリアさんの新曲です。シンガーとしては2011年あたりから活動されているようですが、個人名義のアルバムはまだリリースされてませんねえ。ちょっと残念。

eRa 「Ameno」

2016.11.23

本館とネタがカブってますが、気にしません(笑)。

イーラの「アメノ」です。



いやあ、ライヴの動画があったんですねえ。これは知りませんでした。しかしこの踊り……。なんか思わず真似したくなりました(笑)。

このブログでは初なので、簡単な紹介を。イーラは1997年にアルバム『Ameno(アメノ)』でデビューしたEric Lévi(エリック・レヴィ)さんを中心としたフランスのプロジェクトです。曲自体は非常に有名ですね。

この「アメノ」でメインのヴォーカルを取っているのは男性がGuy Protheroe(ガイ・プロセロー)さん、女性がHarriet Jay(ハリエット・ジェイ)さん。このお二人はそのまま出ていますが、残りの4人はどこから連れて来たのかが謎です(笑)。何ぶんにも20年近くも前の映像なので、もしかしたらエリックさんを含むミュージシャンが踊っている可能性もありますね。ただチェスター・トンプソンさんがいないのだけは断言できます(笑)。